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*Y.Tの気ままなブログ*

Y.T(鍼灸師/トレーナー/アームレスラー/オタク)の気ままブログ

腰痛症について【症状】

前→腰痛症について【成因と病態生理】 - *Y.Tの気ままなブログ*

 

【症状】
原則的には下肢症状を伴わない腰部の疼痛ということになっている。
腰痛の発現によって急性、慢性、再発性に分類するのが治療上から便利である。

  1. 急性腰痛症
    疼痛は腰部に限らず、臀部、大腿後面や側面などにも出現することがあるが、原則として下肢神経症状は伴わない。腰痛は運動により増強され、安静により消失する。

    〈ぎっくり腰〉
    急性腰痛症のなかで、ちょっとした体動で急に発症し、場合によっては激痛のため脂汗が出て、歩けなくなるような発作性の腰痛症を俗に「ぎっくり腰」という。その真実の病態は不明であるが、多くの場合は腰椎における椎間関節内への滑膜の陥入であると考えられている。また、なかには椎間板ヘルニアの始まりのこともあれば、何らかの拍子に生じた筋肉、筋膜、靭帯の微小損傷のこともある。多くの場合、安静にしていれば2~3日で激しい痛みは消え去る

    安静や鎮痛薬の使用でも緩解しない腰痛、徐々に進行する腰痛、発熱を伴う腰痛などは内臓疾患、悪性腫瘍、感染症などを疑うべきである。

    ※いわゆる「ぎっくり腰」の成因は、しばしば腰椎における椎間関節内への滑膜の陥入である。したがって骨盤整体やマニピュレーションによって陥入が解除されることで劇的に治ることがある。しかし腰痛にはそれ以外にも多くの原因があるので、一事をもって万事に当てはまると思い込んではならない。

  2. 慢性腰痛症
    慢性に持続する腰痛があっても、はっきりした原因が判明しているものはこのカテゴリーには含まず、おのおのの疾患としてとらえるべきである。問題は原因がはっきりしない、6ヶ月以上続くような慢性腰痛症の場合であるが、多くのケースで複合的要因が関与していて単純ではない。

    繰り返される微小外傷、精神的ストレスなどが影響しているし、痛みからくる筋肉の緊張状態や、筋肉の長期疲労から阻血や拘縮を起こしていて、痛みの悪循環から脱しきれない状態となる。

    また肥満による腰への過重な負担背筋や腹筋の未発達状態不良姿勢などもしばしば関与している。さらに慢性的な疼痛は、いらいらや、抑うつ状態など、心理的要因まで加重され、器質的障害から想像される以上の痛みを訴えることもある。

次→腰痛症について【治療】



~参考~
奈良信雄(2004)『臨床医学各論第2版』医歯薬出版株式会社

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